「接待の手土産、何を選べばいいんだろう?」「失敗したくないけど、予算や相手の好みが分からなくて…」そう思う方もいるかもしれません。
実は、接待手土産選びでは、相手の立場や季節感、そして最新のトレンドを押さえることが大切です。
本記事では、ビジネスシーンで喜ばれる手土産の選び方や、おすすめの手土産を10個紹介。
手土産を渡す際のマナーやタイミングについても触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
接待の手土産選びのポイント
接待の場で手土産を渡すことは、ビジネスにおけるコミュニケーション手段の一つです。環境や取引先に合った手土産を選ぶことで、相手への敬意や感謝の気持ちを表現できます。
しかし、手土産選びには相手の立場や季節感、価格帯、地域性など、様々な要素を考慮する必要があります。
以下では、接待における手土産選びの重要なポイントを解説します。
相手の立場や好みを考慮する
接待における手土産は、相手の職位や年齢、そして職場環境に応じた選択が成功の鍵です。
取引先の上層部には老舗の銘菓や定評のある商品を選び、若手中心の部署には最新のトレンド商品を選ぶなど、相手に合わせた配慮が必要です。
また、食品を選ぶ際は、アレルギーや食事制限の有無を事前に確認することも大切です。
さらに、職場で配られることを想定し、個包装タイプを選ぶことで、衛生面への配慮も表現できます。
夜の会食では、自宅への持ち帰りを考慮し、日持ちする商品を選びましょう。
季節感を大切にする
手土産に季節感を持たせることで、ビジネスセンスをを示すことができます。
春には桜餅や桜柄の包装を施された和菓子、夏には涼やかな水羊羹、秋には栗を使用した菓子、冬には温かみのある焼き菓子など、四季折々の風情を感じられる手土産を選びます。
季節限定でしか手に入らない限定商品を選ぶことで、相手への特別な配慮を示すこともできます。
価格帯を考える
接待の手土産は、3,000円〜5,000円程度の価格帯が一般的といわれます。この価格帯は、相手に負担をかけすぎず、かつ誠意を示すことができます。
手土産は品質と価格のバランスが重要で、高すぎる商品は相手に心理的な負担を与える可能性があります。一方で、安価すぎる商品は誠意が伝わりにくいため避けましょう。
地域性や特産品を活用する
地域性を活かした手土産は、商品の価値に付加価値を加えてくれます。自社がある地域の特産品や、相手の地域では購入できない限定品を選ぶことで、特別感を演出できます。
例えば、本店でしか購入できない商品や、季節限定の地域特産品は、話題性も高く、会話のきっかけとしても活用できます。
また、地元の特産品を選ぶことで、その土地への理解や関心を示すことができ、関係構築にも役立つでしょう。
【シチュエーション別】おすすめ接待手土産10選
ここでは、接待シーンで人気の手土産を10個セレクトしました。老舗の定番品から限定品まで、様々なシーンに合わせて紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
オフィス向けの手土産
オフィス向けの手土産は、職場での配布を考慮した個包装タイプであることが重要です。ここでは、日持ちが良く、食べやすいサイズの商品をご紹介します。
【ノワ・ドゥ・ブール】 ガトー・アソルティ 20個入り
出典:ガトー・アソルティ 20個入 | 三越伊勢丹法人オンラインストア
三越伊勢丹限定の洗練されたパティスリーによる、フィナンシェとマドレーヌの詰め合わせ。国産発酵バターときび糖を使用した香り高い焼き菓子は、コーヒーや紅茶との相性抜群です。フィナンシェはアーモンドプードルの豊かな香ばしさが特徴で、マドレーヌははちみつの濃厚な味わいが魅力。
【帝国ホテル】 クッキー詰め合わせ
長年愛され続けるオンラインショップ売れ筋No.1の商品。チョコレート、イチジク、マカロン、ココナッツなど4種類21個入りで、素材の風味を活かしたバターの香り高い焼き菓子です。個包装で食べやすく、風味と食感を長く楽しめるのが特徴です。
【銀座コージーコーナー】 小さな宝もの
出店:小さな宝もの|楽天市場
40個入りの色とりどりの焼き菓子セット。フランボワーズ、ピスターチ、チェック、シナモン、バター、チョコチップのクッキーとバトンマカダミアの詰め合わせです。常温保存可能で日持ちが良く、職場での配布にも向いている手土産です。
【POMOLOGY】 フルーツバー10個入り
出典:POMOLOGY フルーツバー10個入り|MITSUKOSHI ISETAN
伊勢丹新宿店限定の人気スイーツブランド。フルーツの新しい味わいを提案する焼き菓子で、リンゴメープル、マスカットレーズン、ホワイトフィグ、晩柑ショコラの4種類が楽しめます。ワインやブランデーなどの洋酒でアクセントを付けており、ゴロゴロと入ったフルーツの食感も特徴的です。
夜の会食後の手土産
夜の会食後の手土産は、自宅へ持ち帰ることを想定し、家族で楽しめる商品を選ぶことが重要です。ここでは、保存が利き、かつ特別感のある逸品をご紹介します。
【下鴨茶寮】 至高の昆布
創業160年以上の京都の老舗料亭が手掛ける逸品。北海道産の天然真昆布を使用した「下鴨昆布」と、がごめ昆布と塩昆布を使用した「昆布ふりかけ」のセットです。干しえびとごまの香ばしさに山椒の香りが調和した上品な味わいが特徴です。
【伊藤米穀】 さしすせそ玄米せんべい
出典:KOMETEさしすせそ玄米せんべい|VIVID LIFE
創業100年以上の米穀店が手掛ける、玄米を使用した健康志向のせんべい。「さ(砂糖)し(塩)す(酢)せ(醤油)そ(味噌)」の5種の味が楽しめる詰め合わせです。玄米本来の香ばしさと食感を活かし、添加物を使用せず素材の味を大切にした逸品。個包装で食べやすく、職場での配布にも向いてる手土産です。
【カフェ ソラパ】 ドリップコーヒーセレクション
世界の有名産地から厳選された3種のコーヒーを楽しめるドリップバッグセット。キリマンジャロスノーベリーの酸味、エメラルドマウンテンの香り、マンデリンルビーの深いコクが特徴です。一杯ずつ丁寧にドリップできる個包装タイプで、職場での配布や自宅での贅沢なコーヒータイムに向いている手土産です。
【パティスリー】 キハチの焼き菓子セット
出典:キハチの焼き菓子セット| KIHACHI ONLINE SHOP
パティスリー キハチの焼き菓子セットは、素材の風味を活かした焼き菓子のアソートです。定番のバウムクーヘンから黒ゴマのクッキー、アーモンドの食感が楽しめるサクサクパイなど、様々な味わいを楽しめます。接待の手土産として幅広い年代に喜ばれる逸品です。
年配の方向けの手土産
伝統や背景を大切にする年配の方には、老舗ブランドの定番商品が手土産として喜ばれます。ここでは、確かな品質はもちろんのこと、上品な包装と落ち着いたデザインの手土産をご紹介します。
【とらや】 小形羊羹18本入
老舗和菓子店の代表的な商品で、18本入りの詰め合わせ。夜の梅、おもかげ、新緑、はちみつ、紅茶の5種類の味が楽しめます。個包装で食べやすく、240日以上の賞味期限があるので、どんなシーンでも日持ちの心配をせずに贈れる手土産です。
【京都祇園萩月】 花あわせ *
花あわせは、京都八坂神社前に本店を構える創業80年以上の老舗米菓専門店「京都祇園萩月」の代表的な商品。「花よせ」「花おつまみ」「花かりん」の3種類の詰め合わせで、舞妓さんのかんざしをイメージした華やかなパッケージが特徴的です。
祇園の京料理店や芸妓さんからも愛される伝統の味わいは、接待の場面での贈り物としておすすめです。
【鈴懸/スズカケ】 ○すず籠(中)
1923年創業の博多の老舗和菓子店による竹籠入りの詰め合わせ。佐賀県産ヒヨクモチを使用したもっちり食感の「鈴乃○餅」と、十勝産の風味豊かな小豆を使用した香ばしい「鈴乃最中」のアソートです。
接待手土産を渡す際のマナーとタイミング
接待の場面で手土産を渡す際は、マナーとタイミングを知っておくことが重要です。相手に失礼のない渡し方や、スムーズな受け渡しのための言葉遣い、そして場所や状況に応じた手土産の選択が、ビジネスシーンでの好印象につながります。
以下では、手土産を渡す際の具体的なマナーやタイミング、状況別の選び方について解説します。
手土産を渡すタイミング
ビジネスシーンでの手土産は、渡すタイミングにより相手の印象が変わります。訪問時の場合、部屋に通された直後の挨拶を済ませてから着席前に渡すのがベストです。
手土産を渡す際は、間合いが重要で、慌ただしい印象を与えないよう気をつけましょう。
会食の場合は、食事中に荷物として扱われることを避けるため、相手が帰る際に渡すのがマナーです。また、生鮮品や温度管理が必要な商品の場合は、玄関での受け渡しも問題ないでしょう。
手土産を渡す際の言葉遣い
手土産を渡す際の言葉遣いは、シンプルかつ控えめな表現を心がけます。渡す些細は「心ばかりのものですが」「皆様でお召し上がりください」といった、さりげない表現を選びましょう。
過度な謙遜は相手に負担をかける可能性があるため、「つまらないものですが」などの表現は避けるべきです。また、手土産を袋のまま渡す場合は、「申し訳ございませんが、袋のままで失礼いたします」と一言添えることでも、相手への配慮を示すことができるでしょう。
のし紙や包装の選び方
手土産ののし紙や包装は、ビジネス上の関係性を表現することができます。のし紙に蝶結びタイプを選ぶことで、末永い関係性への願いを込めることが可能です。
また、初回の接待では「粗品」、2回目以降は「御礼」と記載するなど、状況に応じた使い分けも必要です。のし紙の裏書きは空白のままとし、シンプルさを保つことも忘れずにしましょう!
手土産を渡す際は、紙袋や風呂敷から取り出し、包装の正面を相手に向けて丁寧に手渡しすることで、心遣いが伝わります。
接待の場所による手土産の違い
接待の場所や状況により、渡す手土産の種類は異なります。オフィスへの訪問時は、部署内で分けやすい個包装の商品がおすすめです。
職場での配布を考慮し、食べやすさや保存のしやすさにも配慮しましょう。
また、夜の会食時には、家族との共有を想定した持ち帰り用の品を選ぶのがおすすめです。ランチ会食の場合は、その場で楽しめる軽めの菓子類が喜ばれます。
上司が同席する場合は、上司から部下へ手渡しできるよう、事前に手土産の準備と受け渡しの段取りを整えておくことが重要です。
接待手土産選びでよくある失敗と対策
接待の手土産選びでは、経験豊富な方でも思わぬ失敗を経験することがあります。価格設定から相手への配慮、季節感の表現まで、様々な観点での注意が必要です。
ここでは、よくある失敗事例と対策を解説します。
価格設定の誤り
接待の際に渡す手土産の価格設定は、とても重要です。とりあえず高額な商品を選ぶことは、相手に負担をかけ、かえって関係性を損なう可能性があります。
一方で、安価すぎる商品は、誠意が十分に伝わらない印象を与えかねません。
一般的な目安として3,000円〜5,000円程度の価格帯が適切とされています。また、相手から過去に受け取った手土産の価格帯を参考にすることで、適切な価格を知ることが可能です。
接待における手土産の価格設定は、ビジネス関係の関係値を作っていくうえで大切な要素といえるでしょう。
相手への配慮不足
相手への配慮は、接待における手土産選びの基本です。競合他社の商品を選んでしまう失敗や、アレルギー・食事制限への無配慮は、ビジネス関係に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、職場での分配を考慮せず、一括包装の商品を選んでしまうケースも多く見られます。相手の立場に立った選択が重要で、個包装された商品を選ぶことで、職場での引き渡しがスムーズになります。
さらに、相手の持ち運びの負担を考え、重量や大きさにも配慮すると、尚いいでしょう!
季節感の欠如
季節感の欠如は、ビジネスセンスの不足を印象付けてしまう可能性があります。特に夏場に日持ちしない生菓子を選んだり、季節を問わず同じ定番商品を選び続けたりすることは、配慮に欠ける印象を与えます。
季節に応じた選択として、夏場は涼しげな印象の商品、冬場は温かみのある商品を選ぶことが重要です。また、季節による温度変化を考慮し、賞味期限や保存方法にも注意を払うと好印象を与えられるでしょう。
同じ手土産の繰り返し
接待の際に渡す手土産において、同じ商品の繰り返しは、配慮や工夫の不足を示してしまう可能性があります。定番品に頼りすぎることで、相手への特別感が失われてしまいます。
例えば、相手の地域で入手困難な限定品や、本店限定商品など、特別感のある商品を選ぶのも効果的です。
まとめ
接待での手土産選びは、ビジネス関係を円滑に進めるために大切です。相手の立場や好み、季節感、取引先に合った価格帯、そして地域性を考慮した選択が成功の鍵となります。渡す際は、適切なタイミングと言葉遣い、のし紙や包装にも配慮が必要です。
また、価格設定の誤りや配慮不足、季節感の欠如、同じ商品の繰り返しといった失敗を避けることで、より良いビジネス関係を構築することができます。
手土産選びは、相手を思いやる気持ちを形にする大切な機会ということを忘れずにしましょう。
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